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サービス洗車の落とし穴―知らないうちに車がシミだらけに!?

1. はじめに

車を大切にしている方なら、定期的な洗車やコーティングは欠かせないメンテナンスのひとつでしょう。しかし、ある日突然、愛車のボディに異常なシミが発生していたら……。

2023年10月に親水コーティングを施工したO様の黒クラウンは、施工直後は絶好調を維持していました。しかし、2024年5月に洗車のため入庫した際、驚きの事態が発覚。O様曰く、「ウロコ状のシミが増えた」とのこと。息子さんが1ヶ月ほど出張で乗りっぱなしだったため、駐車環境の影響かもしれないと話していました。

しかし、実際の状態を確認すると、驚愕の光景が広がっていました。


2. シミの異常発生!その実態とは?

塗装面、メッキ部分、ガラス……車のあらゆる表面がシミだらけ!

20年以上この業界にいますが、これほど酷い状態の車は見たことがありません。ド中古車でもここまでのレベルになることは稀です。もともと状態が良かっただけに、このシミの異常さがより際立っていました。

実際の画像を見てもらえれば分かりますが、写真では伝わりづらいほど密集しており、思わず目を背けたくなるほどの状態でした。


3. 洗車を開始して驚愕の事実

O様は「洗車できていなかったせいかもしれない」と話していましたが、私の経験からして、それだけが原因ではありえません。実際に洗車を始めてみると、衝撃の事実が発覚しました。

「めっちゃ撥水してる!Why!?」

親水コーティングを施工したはずの車が、驚くほど撥水しているのです。明らかに何者かが撥水系のコーティング剤を使用しているとしか思えません。

ちなみに、このクラウンのトランク右半分は、5月の洗車時に撥水を落とし、シミを除去していた部分でした。この部分だけは問題なく綺麗なままでした。

つまり、何者かが勝手に撥水系の液剤を塗布した可能性が高いのです。


4. ディーラーでのガラス交換が原因か?

O様に事情を聞いたところ、ディーラーでガラス交換を行った後からシミが一気に増えたとのこと。

車が戻ってきた後、一度洗車した際に「なんか撥水してないか?」と違和感を覚えたそうです。O様自身も、普段とは違う状態に気付いていたのです。

このことから、ディーラーでの作業時に、サービス洗車などで撥水系の液剤が使用された可能性があると考えられます。


5. 短期間でここまでシミが増える理由

シミが異常に増えた原因は、100%「撥水しているから」です。

ただ、通常の撥水系コーティングでは、ここまで短期間でシミだらけになることはありません。では、どのような液剤が使われたのでしょうか?

近年、**「一石二鳥タイプの便利な液剤」**が流行し、サービス洗車などで頻繁に使われるようになっています。このタイプの液剤は、施工直後の見た目が良いため、手軽に扱えるのですが、実は非常にリスクが高いのです。

一時的に撥水性能を持たせるものの、適切な処理がされていないと、短期間でシミだらけになってしまう可能性があります。


6. 無責任なサービス洗車の落とし穴

O様は、この状況をディーラーに相談しました。

ディーラーも「確かに酷い……」と認めたものの、「ガラス屋さんから戻ってきたときは綺麗だった」との回答。

このようなケースでは、誰が何をしたのかはっきりしないまま、責任がうやむやになることが多いのです。

今回の件から、改めて痛感したことは、

「無料のサービスほど怖いものはない」

ということ。

「サービスで洗っときました!」「サービスで磨いときました!」といった親切心のつもりの作業が、逆に取り返しのつかないダメージを与えてしまうこともあります。

特に撥水系の液剤は、使い方を間違えるとシミの原因になり、最終的にお客様が自己負担で修理せざるを得なくなります。


7. まとめ―大切な車を守るために

この事例から学べることは、

「サービス洗車の内容を確認する」「勝手な処置を断る」「施工後の状態を定期的にチェックする」

ということです。

今回のO様のクラウンは、徹底的なシミ除去と再施工によって元の美しい状態を取り戻しました。しかし、こうしたトラブルを未然に防ぐためには、

「不要なサービスを避ける」「信頼できる店舗で施工する」

ことが重要です。

車の美観を保つために、日頃のメンテナンスだけでなく、「余計なサービスを受けない判断力」も必要になってきます。

「サービスで洗っておきました」――その一言が、後々大きなトラブルに繋がることを、ぜひ覚えておいてください。

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