コーティングメンテナンス作業風景

(ここで紹介する作業風景は基本作業になりますので状況によって手順・使う道具・薬剤は変わってきます。)

 

ホイール・タイヤハウスはスポンジやクロスで洗浄。 メンテナンス時はホイール裏側も洗浄します。

入庫時の汚れ方によってシャンプーを変えたりします。

 

 


 

●シリカスケール汚れ●

これは私が勝手にシリカスケールという汚れの呼び方をしているだけなのですが、雨汚れの1種になります。
ウォータースポットや、デポジットなど、雨・洗車時などの水道水残りで出来る水滴状の輪ジミ。これは良く知られていると思います。
ハッキリと目に見えますので、オーナーさんも気にされる方が多いのですがシリカスケール汚れというのはほとんど知られていないのです。
雨の成分シリカが、スポット的にに固着するとウォータースポット(デポジットなど)と、判断するのですがスポット的ではなく薄い膜上に全体を覆うようにシリカ汚れが、ボディーに固着していることをシリカスケールと呼ばせていただいています。

☆シリカスケールが固着するとどうなるのか?☆

①撥水コーティングや親水コーティングなどの水切れが悪くなります。
今まで水を弾かなくなったらコーティングが取れた?効果が無くなった!と、思った方もおられるかと思います。
実際はコーティングの上にシリカスケールが覆うように膜を張ってしまい、水を弾かせなくしたり、水切れを悪くしていたのです。
ガラスコーティングと言われる物はウォータースポットもそうですが、シリカスケールの付着が多いのが欠点なのです。

②もう1つの症状はシリカスケールが固着すると「う~ん、何か艶々感が薄れたなぁ」と、ウォータースポットみたいに「輪ジミが気になる!」 みたいにハッキリとした感覚じゃないですが徐々に徐々に艶が薄れていきます。
この厄介なシリカスケール汚れというのは、普通のシャンプー洗車などでは落ちないのです。
除去の方法としてはコンパウンドで磨く、もしくはシリカスケールに反応する薬品で処理する。
コンパウンドで磨くと色々問題はあるのですが、一番困るのは磨くとコーティングまで取れてしまうという事です・・・(汗
では、コーティングを除去せずにシリカスケールをだけを取る方法? それが専用のシリカスケール除去剤です。
 



乾いた塗装面にシリカスケール除去剤を塗った状態、白っぽく汚れが浮いた感じになっています。
白い部分がシリカスケールです。


こちらはシリカスケールが除去された状態。(同じように除去を塗っています。)
もう白っぽく汚れが浮いてきませんね^^
除去完了です。

コーティングは除去されず表面のシリカスケールのみ、除去していますのでコーティングの水弾きや水切れ具合が復活し、効果の高いコーティング状態となります。
水を弾かなくなったからコーティングが取れたわけではなく、弾かなくなった原因が有り、それを探して正しい処理をすれば、コーティング層は元気なことがほとんどです。
これを磨いてコーティングまで取れていると、コーティングの再施工が必要だったり、予算や塗装面に負担を掛けるだけなのです。
当店のボディーコーティングメンテナンスはこのシリカスケール除去を基本作業とし、コーティング層を傷めないメンテナンスを心掛けています。

メンテナンス時は運転席・助手席掃除機掛け 外側のみの窓拭きとなります。

 

基本作業は初回施工価格の1割~お受けしています。その他オプション作業 ◎鉄粉除去粘土にてザラツキの多い箇所をツルツルにします。その他、研磨・室内清掃・ベースコーティング補充など状況に応じたオプション作業があります。